2013年6月13日木曜日

晴耕雨読

脱穀、今年も同じ作業!
ライヴ翌日、すでに刈り取りの終わった麦の脱穀にとりかかる。時期外れの台風接近とあって、軒下に吊るして干しておいた麦穂を全て下ろし、雨が降り出す前に物置の中でなんとか脱穀を済ます。これだけで一日仕事。その翌日、今度は唐箕を使って実と籾殻を分ける作業をしようと思うが、いよいよ雨と風が強くなり、屋外でしかできない作業だけに天候が回復するまでなにもできない。

晴耕雨読、辞書には「田園で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らすこと。晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家に引きこもって読書する意から。」とある。自分の生活はその意のまんまである。

僕は決して読書家ではないが、本を読むのは好きである。曲を書くにも、本を読んだ知識からテーマを絞ったりと、面白そうな本を見つければ活字を読破するのは苦にならない。しかし今年になって、何冊本を読んだだろうか?山本一力の「ジョン・マン」三巻くらいかな。

前述のとおり本格的な梅雨入りとなり農作業はできない。必然的に本を読む時間が少しできる。前々から読みたいと思っていたロマン・ローランの「ジャン・クリストフ」を先月半ばに岩波文庫全四巻を購入しておいた。すでにちょっと読み出しているのだが、小説自体が1920年代初頭に書かれたもので、その翻訳も少し古いため文体に慣れるのに少々時間がかかる。

おまけに文庫本でありながら行間が狭く1ページの文字量がすごく多い。読んでも読んでもページが進まない感じである。老眼が進む目にはちょっとキツい。

しかし内容はなかなか面白そう、はたして全巻読破するのにどのくらい時間がかかるだろうか?夏になればそのペースもぐっと遅くなるだろう。当面、雨の日とツアーの移動時間には必携となる。

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