2014年1月9日木曜日

東北農民管弦楽団

今日の日本経済新聞朝刊にこんな記事が。(これって勝手に転載しちゃいかんのかな?)

宮沢賢治は「農民芸術概論綱要」で農村文化の創造を提唱し、羅須地人教会を設立。レコードの鑑賞会、子供向けに童話の朗読会等を行っていた。自身は農民の楽団結成を目指しチェロを練習していたほど。そんな賢治の没後80年に「農民楽団」の結成という話である。しかも東北地方で。

数日前だったかやはり日経新聞に、世界中のお医者さんが作るオーケストラの記事が載っていた。イメージではさぞかし緻密な音がしそうだが、はたして農業に従事する人達だけのオーケストラというだけで、どんな音がするのかちょっと聞いてみたい、というか一緒に演奏に参加してもみたいと思ったり。

決して楽な仕事ではない農業に従事しながら、いったいいつ練習しているのかとか、合奏の練習をどう都合しているのかとか、余計な事まで想像してしまうが、有志が集まればそんな苦労はなんともないのだろう、やはり音楽の力に、合奏の喜びに支えられ熱中さえできるのだと思う。なんとも素晴らしい事である。

賢治が夢に描いた事がやっと実現する、しかしTPP問題やら日本の農業は難しい局面に立たされているのも事実。音楽を通じて人が集うことで復興を含めあらゆる問題を乗り越えるキッカケになって欲しい。

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