2014年5月23日金曜日

五月晴れ、小麦収穫!

5月も下旬となったが、梅雨入りまでの快晴の日は本当に気持ちがいい。気温も湿度もちょうど良く、山の緑も鮮やかで一年で一番いい季節だと実感する。

さて、4月下旬くらいから続いている農繁期だが、ここへきて我が家のメインイベントとも言うべき麦の刈り取りのタイミングがやってきた。例年6月1日前後の収穫となるが、Romanticaのライヴが終わったあたりかなぁと目論んでいたのだが、麦穂はすっかり黄色くなりスズメの襲来も毎日気になるので、好天に恵まれた本日刈り取り決行である。ちょうどうちの奥さんも仕事が休みとあって、2人がかりで一気に刈り取る。一条刈りのコンバインでもあればあっという間の仕事なのだろうが、年に一度の作業、全て手作業で行う。

奥様に稲刈り鎌で刈り取ってもらい、僕はそれを片っ端からひもで束ねていく。そしてこれを10日程乾燥させるために、物置の軒下へつるすところまでが今日の仕事。奥様は普段屋外でのこういう仕事に慣れないのか、少々バテ気味、熱中症寸前といった様子。でも人手があるのと無いのでは作業にかかる時間は全然違う。1人で全てやるとなると、単純な作業に集中力も欠くうえ、疲労が蓄積してきて能率は落ちるばかり。手伝ってもらったおかげで、今年はスムースに収穫を終える事ができた。

さて、収量だが、播種後の芽吹きの状態があまり良くなかったので、今年はイマイチかと思いきや、収穫してみると去年と同じくらい、玄麦にして30kg弱というところか?そして年々麦一粒々々が大きくしっかりしてきているのが嬉しい。この玄麦を製粉すると20kg強になり、一年パンを焼いたりうどんを打ったりとちょうどいい量である。小麦を育てる手間ひまを考えると、粉を買った方が手っ取り早いとも考えるのだが、パンもうどんも本当に美味しく、やっぱり自家製が一番(自画自賛)ということに。

小麦や米など主食になりうる作物を作るというのは、畑仕事の醍醐味かと思う。米は水の管理、白米にまでする行程も多く、1人ではやれない。近所で米作をやっている家はどんどん減って来ているが、刈り取りなど大きな機械を使ってみんなの共同作業で行う。こういう人の繋がりが田舎ならではの良さであるが、僕の様な仕事(音楽の)をしていると、決められた日に協力できない事もあり、米作には手を出せない。それに比べれば麦作は米ほど手もかからず1人でもある程度収穫できるのがいい。また、麦が育つ姿の佇まいがなんとも好きで、今度は大麦も一緒にやってみたいなどと考える。

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