2016年11月27日日曜日

ジャズコンサート・イン・小千谷

地元の人達による手作りのコンサートに毎年のように招かれた故松岡直也さんのゆかりの地、新潟県小千谷市。松岡さん亡き後も実行委員会が主催するライヴは今でも続いている。

僕も過去二回程松岡さんに連れられて訪れたこの地に、今回はフルートの赤木りえさんをリーダーに若手メンバーを加えて「カリビアン・フルーツ・ジャム」と いうユニットでライヴにやって来た。このユニット、以前プエルトリコ、ニューオーリンズと海外へも足を伸ばしてライヴツアーを敢行した想い出深い仲間であ る。当時演奏した曲も交え、ラテン、そしてソウルフルなナンバーを自由なアプローチでサウンドを拡げていく。そして過去のライヴでのエピソードなどが脳裏 をよぎりながら、演奏は当時より遥かに自由度を増した内容でドンドンと盛り上がる。なんとも楽しい時間が続く。

が、なんと言っても主催してくれた以前と変わらぬ実行委員会の人達が携わっていてくれて、お客さんも地元の人達ばかりで200人以上の人を集めてくれただ ろうか・・・。そして松岡さんが育てたとも言うべく常連のお客さん達からクラーヴェの手拍子が曲に合わせて聞こえてくると、音楽を楽しんでくれているんだなと感激しつつ、自ずと演奏は興奮状態へと・・・。

日本中あらゆる場所で演奏を重ねてきたが、これほど長い間こういう演奏会を続けてこれた場所、組織があるだろうか?地方の音楽好きな人達の集まりによって実現するこんな素敵なライヴに参加出来る事の喜びを、この歳になって改めて噛みしめる夜であった。

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