収穫後しばらく乾燥させた後、脱穀作業となるのだが、今日は脱穀機の修理。戦前に作られた足踏み脱穀機である。一年に一度しか出番は無いものの、長年の使 用に耐えて来た古い機械、さすがに各所ボロボロに。ただ駆動系の金属部分がまだしっかりしているので、なんとか修理できそう。
かなりの重量があるのだが、その重さを支える土台の部分の木が腐ってボロボロ。数年前に応急処置をしたのだが、ついに水平を保てずグラグラと。家にある端 材を使って試行錯誤しながら作業。金属の枠の部分とまだしっかりしている支柱を活かしてビス止め。3時間程かかってなんとか修復。端材を張り合わせての修 理なので、強度はイマイチだけどなんとか今年も使用に耐えてくれそうである。
この脱穀機、小麦を作り始めた際オークションで一万円でゲットしたもの。正確な製造年は分からないけれど、大正年間にこの足踏み脱穀機が登場するまでは 稲、麦の脱穀は"千把扱き(センバコキ)"で作業していた訳で、当時はさぞ画期的な機械だったと思われる。シンプルな設計で作りがしっかりしているおかげ で今だ現役。旧き良き日本の風情を感じることができる。
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