2017年3月25日土曜日

クランク長

このところペダリングもスムースになり、少し長いクランクも上手に回せるんじゃないかと思って、ここ数年使ってきたバイクのクランク長165mmを167.5mmに替えてみた。その差はたかが2.5mm、されど2.5mmである。直径にすると5mm、ペダル一周回の長さは1.57cm長くなる。ランに例えるとストライド(歩幅)が1.57cm広がった感じだろうか?ランならその分スピードが上がるが、バイクだとペダルの回転数が同じであればスピードは変わらないのがミソ。バイクに乗らない人には、コーヒーのハンドミルの取っ手の長さが少し長くなる感じと言えば伝わりやすいかも。

さてそのフィーリングは、明らかに下肢全体の運動が大きくなるのがわかる。ペダルの周回が大きくなるのだから当然だが、しかし回せない大きさでもない。平地で少しだけ重めのギヤで30分程回すと、今まで使っていなかった筋肉を動かしているのか、腰回りから背中にかけてじわじわキツくなってくる。上体を前傾させるのではなく、大きなアーチを描くように背中を丸めるとその辺りに力が入りやすくペダルも回る。ん〜これかぁ。コツは掴めるのだがそれをキープするのが難しい。
上体の姿勢が少し変わるのか、ハンドルが少し遠く感じたのでその後ステムを10mm短いものに替えてハンドルを近づけた(写真)。腰から背中にかけての筋肉を鍛えればなんとかなるかな。

大きな運動になるせいか、背中は疲れやすいがバイクとの一体感は増す感じ。そして肩から腕にかけて余計な力が抜けて、下肢だけでバイクを進めている感覚になる。これは体幹を安定させながら、肩、腕をリラックスさせてタイコを叩く動作にとても効果的があると思われる。

長いクランクはテコの原理から短いクランクよりも力が出しやすい。しかし長過ぎればペダルを回すのが困難となる。回しやすい上で最長のクランクを使えば良いのだが、運動能力や年齢も加味してベストな長さを見極めたい。楽器の演奏能力向上の目的も合わせて、しばらく167.5mmにトライしてみる。ちなみに僕の身長は168cm、股下77cm。

2017年3月24日金曜日

Romantica Quatro Live @セラヴィ、終了!!

4月のツアーの手始めとなる今回のライヴ、4人編成は変わらず、バンドネオンの早川純氏をスケジュールの都合から、アコーディオン奏者 (作品 "Pablo X" に参加してくれている) 佐藤芳明氏にスイッチ。同じ蛇腹楽器とは言え出てくる音の印象は違い、選曲も変われば演奏の展開も変わってくる。いや、それは楽器の違いだけでなく奏者の違いにもよるところが大きいのだろうけど…。

メンバーそれぞれは面識があるものの、この4人での演奏は初顔合わせ。ライヴ初日は手探りの部分も多いが、落ち着いてゆったりと演奏できた。今日のお客さんはちょっと少なめだったけれど、拍手は暖かく、アンコール終了まで皆じっくり聴いてくれていた様子。課題はMCを含め、曲順等、全体の流れをもう少し整理することかと。その辺りをもう少し煮詰めてツアーに突入したい。ご来場いただいたお客様みなさん、ありがとうございました。

2017年3月20日月曜日

ROMANTICA QUATRO LIVE

いよいよ今週木曜日、4月のツアーの皮切りに横浜日ノ出町「セラヴィ」にてRomantica Quatro のライヴをやります。今回のライヴは作品「Pablo X」に参加してくれたアコーディオンの佐藤芳明を迎えての4人編成。昨年のツアーで熟成したバンドサウンドをまたグレードアップしてお届けします。

3月23日(木)
 @横浜日ノ出町「セラヴィ」
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町9丁目170 横浜翠葉ビル TEL : 045-654-7309
http://www.cest-la-vie.yokohama/
Open : 18:30 Start : 19:30
Music charge : ¥3,000(当日+¥500)
メンバー:
 田中倫明 パーカッション
 梶原順 ギター
 佐藤芳明 アコーディオン
 伊藤ハルトシ チェロ、ギター

2017年3月12日日曜日

MiMiさんとの再会

3.11の夜、船橋にあるBar "Salburo" にて東北震災チャリティライヴ。誘ってくれたのはこの方、MiMi Kobayashiこと小林泉美さんである。そして倅さんでシンガーソングライターのKen Kobayashi氏も一緒での親子ライヴ。MiMiさんとの再会はなんと30年以上ぶり。ん〜、この笑顔、むかしと変わらないなぁ。

さて、MIMiさんとの繋がりはどこからどう説明していいやら。
あれはは80年代初頭、僕が仕事をし始めたばかりの頃にTAKANAKA BANDの面々と知り合った。ちょうど高中さんが「虹伝説」をリリースした頃。そこでキーボードを弾いていたMiMiさんから、彼女のバンドのライヴやレコーディングにちょくちょく誘っていただくようになり、その作品の中にはあの「うる星やつら」のテーマ曲も。しかし80年代半ば、MIMiさんは活動の拠点をヨーロッパへと移したのであった。そして今日までロンドンを拠点に音楽活動を続けてきたのである。MiMiさんが日本を離れて以来その消息?は誰もしっかりつかめないままいたのだが(ホンマかいな)、いやいやSNS等で徐々に繋がりの糸口はつかみつつあったのだが・・・。

という訳で、このタイミングで、ついに30年以上のベールを脱いでMiMiさんがこっそり日本でライヴをやるという。このライヴを手伝って欲しいと連絡があったのはついこの間の事。会場は小さなBarなのだが、音楽好きの人が集うスペース。そこへ所狭しと大勢のお客さんが集まった。チャージは投げ銭で、寄付として東北へ送られる。しかしながらそのチャリティの主旨よりMiMiさんとの再会に思うところも大きく、つい演奏は盛り上がり、結果投げ銭も多く集まるという、自分の中では不思議スパイラルに陥りながらも、イベントの主旨に沿えたのかと。

そして不思議な縁はもうひとつ、MiMiさんが84年に渡欧に旅立ったのも3月11日だったのだそう・・・。このライヴが、MIMiさんの日本での活動再会のキッカケになれば、またそれも何かの縁ということか、今後の展開が楽しみである。